life

夜と朝

ひさびさに、仕事でがっつりもらって帰ってきた。こんなときの黄金則は、早起きとストレッチ。 夜と朝では、わたしは別の人間。窓から差し込む朝日が、木の葉の隙間から漏れ入るので、枝が風に揺れては揺らぎ、そのグラデーションが変化して、木製の机や積ん…

生活のふし

2012年の4月に横浜で買った紅茶ポットをようやく取り出した。 まだ紅茶は淹れておらず、沸かしたお湯を入れている。故障していたと思ったガスレンジが、電池を交換したら復活した。 火の通りを意識して野菜炒めを作っている。紅茶のティーバッグと粉で淹れる…

流転するもの、積み重なるもの、捨てるもの

旅先に置いてきたアイパッドが無事手元に戻ってきた。しばらく前から明確に秋の気配がやってきている。 昼にセミが鳴き、夜にコオロギが鳴くのはシフト制みたい。 夏と秋は波のように満ちて引いて、入り混じって変わっていく。 かと思えば、いつかの雨のあと…

嘘でもいいから人と話したい

ひとつ前のエントリはいかにも夜中のテンションて感じで、まぁ実際夜中に書いてるしな。それはともかく、最近ネット依存の傾向が強くて、いかんなーと思う。あるいはさびしんぼとか、接触乞食とも言う。言わないか。そのへん。 ツイッターのTLは今まで殆どま…

Background Cicada & Train passing

ゴーヤとナスと油揚げを炒めて食べる。 甘い。甘い。香ばしい。フライパンの横で水切りカゴが溶ける。生活に盛り込む、お気軽に撮った動画を盛り込むこと。 音楽を盛り込む、お気楽に奏でた音楽を盛り込むこと。リンネル 2013年 09月号 [雑誌]出版社/メーカ…

イドム

ここ半月で、食べること、ということに対する見方がだいぶんと動いた。きっかけはいつものとおり、人との出会い。その印象が自分の中にとどまって、そのことについて当たり前のように考え続けるようになり、本を読んだり調べたり、自分の体を使って試したり…

夏の決心(後編)

「目は遠く、手は近くを」みたいな格言をたびたび耳にするけれど、それらを神経で繋げるのは簡単ではない。気づくと目が下を向いていたり、上を見て手が止まっていたりする。僕はそれを「尻尾の繋がった獣たち」と呼んでいる。人は意識的にせよ、無意識的に…

夏の決心(前編)

ひとにはきっと、それぞれ一番うごきやすいテンポというものがある。それから、ものごとを考えやすいスパンというもの。表現を行うのにやりやすい媒体、方法。その範囲に収まらないとき、どれだけ融通できるかも個人の能力だし、そういう範囲を感じさせない…

Rion Ozawa Coll

Happy Birthday to You!!東京の町を歩いた2日間、その翌朝、久しぶりにしっかり柔軟をして、朝食のシリアルを食べたら急に顔がトマトみたく膨れ上がる。 目に見えない「つかれ」ってやつが、一気に噴き出した。目に見えないものだって、感じることや、想像…

眩暈

久しぶりの晴れ。室内乾燥機の調子が悪いので、外に洗濯物が干せないとちょっと困るところだったので感謝。暖かくなることで、現れるものと消えていくものがある。節々の痛みは冬の風物詩で、おそらく静かに消えていく。 まえはまったく興味のなかった、天気…

五月晴れ、夏の始まり、梅雨入り、6月。

いっっきに暑くなったと思ったら梅雨に突入し、からっとした五月晴れが少し恋しい。だけど、紫陽花が上を向いてすくすくと伸びているのは嬉しいこと。この感傷を写真に収めるのは成功していない。去年の夏に見た、くたびれてうなだれた紫陽花の姿がとても印…

相合傘

徹夜で職場のPCデータ移管を終えたあと、新橋で劇団の主宰さんたちとお茶をした。とても楽しかったのでメモを残しておく。・脚本の作り方あれこれ。書き始める前段階で人と共有し、意見や承認をもらうという作り方はすごくいいなと思った。それをできる場、…

すべてはモテるためである

早起きとストレッチが今週のわたしの背骨。 冷たい缶コーヒーを飲みまくって内臓がもやもやになる。職場で助けてもらう作法と、久しぶりの人からの嬉しいメール。先週お台場で買ったレインボウスティックに夜な夜な萌えている。 こういうシンプルなおもちゃ…

それを僕らは黄金と呼ぶ

美しいもの。見事なもの。洗練されたもの。お手本にしたいなと思えるようなもの。よい部分。信じること。信じられること。希望をもたらすもの。幸せを感じられるもの。いいなって思えるもの。ひと。ふるまい。感覚。瞬間。を、大切にすること。それを伝える…

Masterpiece

「からくりサーカス」の一節で、娘が女優をやることに反対する父親が出てくる。自分の人生を使って、他人の人生を生きること。俳優とはそういうことをする職業だ。僕はたぶん、それは向いていない。「向いてない」なんて言葉は然るべき努力をした者でないと…

池ノ上ポンポンド

ファミレスで隣に座った若い女性の片方が仕事の愚痴を言っていた。新しい上司がものを知らなすぎて嫌になったので仕事を辞めるという。耳が痛い。忘れたくて堪らない衝動に駆られたのでブログに書いて残そうと思う。院時代の恩師の講義を受けに行く。集団力…

Roundabout

ダイジェスト ・根津神社のつつじ祭り、不忍池から上野をぶらぶら ・地方研修から帰ってきた同期を囲んで飲み会 ・NPOがやっている「若者の居場所」活動を見学 ・古巣で髪を切ってもらい、祖母とランチデート何に時間を使うか、何を考えて生きるか、自由にな…

小さな変化、大きな変化

新年度一発目の週末は、大雨が降って、久しぶりに実家に帰って、舞台を2本観た。あとまあ、自分としてはけっこう勇気を出してみたつもりのことをした。家族とたまに話すのはいい。僕が育ったあの場所で、今もいろいろなことが進行している。当たり前だけど…

ページを越えて

「ひふみよ」のサイトで、コンサート後1年の更新がされている。夜は雨の匂いに包まれている日と、花の匂いに包まれている日が交互にやってくる。4月の花は暦の上では少し早く舞台に立っている。僕は2年の間、会社から貸してもらっていた役割を別の人に託…

春の嵐

カテゴリが多いときか、まったくないときは、混乱度が高いのかも。わたしはしばしば、混乱しているときに、整理しようとして、感じてること考えてることを文字に書いたり、言葉に出したり、その一環でブログを書いたりする。 今のように。・まず、自分が混乱…

Late Bloom

春ならではの、うごきについて、いろいろと話を聞く。 わたしはなんか、期待しちまって、すごく露骨にがっかりしてしまった。 ちょっと前までの、調子に乗っていたところからの落ち方が我ながら笑える。こういうとき、つまり、しわくちゃなものが顔面にはり…

鳥糸めんと

早めに職場を出て渋谷から地続きの宇田川の町を歩く歩き歩き歩く歩きながら喋る。葉っぱを買って歩いて、文具を買って歩いて、トイレを借りて歩いて、お茶を飲んでケーキを食べて、歩いて歩いて、家に帰ってくる。町は、生きているパッチワークだ。町は、僕…

私の中にない前提

こないだ観た芝居で、女子が自分に好意を向けている男子に「卑怯者。」と言い捨てるシーンがあって、どきっとした。心当たりがあるからなんだろう。人の話を聞くとき、それが誰かに対する愚痴であった場合、ちょっとした聞き方の違いがけっこう影響するので…

るつぼる

人間のおもしろいところに、何の脈絡もない2つの出来事を立て続けに体験すると、それらが頭の中で繋がって新しい意味が産まれるところがある。連想、本屋はたとえばそんな場所。文具屋もそんな感じ。100均は色気を諦めているところが多いけど、そのへんわか…

雪融けアンバー

10年振りに、自分の部屋でテレビが見られるようになった。春に気づいた日。新しい眼科でコンタクトを作るのはすこし緊張した。 師走が1か月延長して追っかけてきて、 ようやくわずかに息をする。

あそび

久しぶりにCDを買って、じっくり歌詞を聴いてみる。 耳に溜まっていた言葉の断片たちが、物語の糸に貫かれる。 意味が再構成されるその瞬間に、一瞬心が奪われる。久しぶりに米を炊いて、温めなおした鍋物と一緒に食べる。 ひどく個人的で、それゆえに贅沢…

「私を愛するということは、」(式日 pt.5)

先週、大学時代の友人の結婚式に出席した。 新郎新婦をはじめ、上司、友人、司祭と、沢山の人たちが 言葉を、そして音楽を使って、祝福の気持ち、これからの決意を、 それぞれのかたちで表していたのが、とても印象に残った。新郎以外の、僕にとってまったく…

未来と日々と歴史

やるべきことが落ちゲーみたいに溜まっていって、家で何時間かそのための時間をこさえてもどうしても進まないとき、遅くまでやっている近所のサイゼリヤに籠もることで1歩進めることがあり、重宝している。ダメージは負うけど、悪い循環を繰り返す鎖をぶち…

2012-2013

年が明けるなど、大きな節目を過ぎて個人的にだいぶんと心境が変わっているのに、ブログの最新記事がその前で止まっているのがだいぶ落ち着かないたちなのだけど、それでも年初めの記事を書くまでやっぱりだいぶかかってしまった。色々なインプットで混乱し…

時間との付き合い方、私との付き合い方

しばらくブログを書いていないと、「書き方がわからない」「うまく書けない」ような感覚が生じるけど、それはほんとうに書けなくなったんでなくて、「前からうまくは書けてないのに、そのことを忘れていた」だけかもしれない。そういうことも考えたりするけ…