親指から糸

1週間の仕事を終え、終電で帰る途中。携帯メールから投稿する機能を使ってみる。
明日は静岡の「いとう」というところへ、大勢で旅行に行く。準備はまだ。朝の電車に起きられるかが不安だ。

電子メールってのは、投影的だなとつくづく思う。ニュートラルな文面が、その時の気分をびっくりするぐらい吸い込んで照り返す。私が受けとったこの敵意は、きっと私が発したもの。そうやって自分で自分を食べて、いびつに膨らんでゆくプロセスがある。それを他人に吐き出してしまうのは、まったくもってよろしくない。
だからそのプロセスには穴をあけにゃあならん。

私は、慎み深さや気配りが抜けないようにしながら、自分について語ったり、他人と関わることができるようになれるだろうか。前にできてたことが、わずかでもあったような気がするけど、いまはすっかりこんがらがってしまっている。
素敵だなと思った人と、時折話せるだけできっと私はめっぽう幸せになれるんだろうが、それってけっこう難しい。
望むんだ。望みを自覚するんだ。工夫して、変わるんだ。