リトル・カーニバル

小さな餓えと大きな渇き。
再び生きるため、古い肉に新しい息を。
ある種の真実を語るには、フィクションが必要だ。
おもしろきことなき世をおもしろく。
こんな時代にヌルファンクション。
土のなかに埋まった、骨董品を掘り出すかのごとく。
愛は祈りだ。僕は祈る。
僕はここにいる。

20cm四方くらいの白い箱に入っている小物を取り出して
それらを確かめるように味わう。
その中にひたって味わうその前の、それの周りで味わう。

理解でなく、興味でもって人と関わる。
信じること、共に感じること、伝わること。

手紙。
断片的な世界と、流れ。
つながる。さまざまなつながり方。
流れ続け、途切れ、より合う。
他人を動かそうとすること。
ゲシュタルトは祈る。
頭を複雑にしておくこと。
豊かな世界を、整理せずにそのまま味わうこと。
肯定して、それでも、そして、それゆえに進むこと。
インプットとアウトプットはつながっていて、私の中を流れてゆく。

この町に響く音を聴き、この町の空気を吸って、吐いて、
この町を走る道をスニーカーで歩いてゆく。

30分の時間を満たすもの。
箱の中に詰まっているもの。
蓋をあけて、中にやってくる人。
時を共有すること。

言葉を紡ぐ。