レモンフレーバーの町

久しぶりに実家に帰ったら、駅からの通りが柑橘系の甘い匂いに包まれていて、びっくりする。これはこの生えている緑が発しているものなのだろうか。それとも何か人工的なものがぶち撒けられたのだろうか。

「がんばる」って言葉が苦手なのは、それが凄く使うのに配慮を要する言葉だから。一瞬一瞬でその表す色がどんどんと変わる。きっと、質量のあるこの言葉を私は充分に支える質量がない。
言わなくていいことを沢山言ってしまう。黙っていることは勇気がいる。同時に話しかけることは勇気がいる。言うべきところで黙ってしまう。

いくつもの本屋の青少年向けコーナーを覗いたが、昨年末に発売されたブギーポップ外伝の新刊がない。もはや上遠野浩平ラノベ界で旬が過ぎてしまったのかと少し悲しくなったが、渋谷のジュンク堂で遂に見つけた。