鳥公園 小鳥公園#2「すがれる」

2012.5.25.18:30@BankART StudioNYK/NYKホール

昼間は稽古でばたばたと走り周り、くたくたの体で馬車道へ。
大学時代の懐かしい人たちに再会する。

白ベースの広い空間に、のたうってる階段やスクリーン、ぱらぱらと置かれた椅子が埋められている。音の伝わり方はやはり広さを感じた。マイクを使っていたのは、単純にセリフを聞かせるためってのはあるんだろう。
内容は、私には捉えにくいものだったので記述しづらいのだけど、ふわっとした感想を書いておく。
物語がしっかりあるようなお芝居ではなく、ゆるやかに繋がっているようないないような断片的なシーンが次々と演じられる。PPTによれば、既存のエッセイ等から言葉を引いてきて再構成したものらしい。客席のすぐ隣の椅子から遥か遠くの天井近くまで演技スペースを広げていた。老いるということに伴い失われること、そこから拡がっていくのか、そのほか痛い人が何人か登場する。おしっこが強調されていた(これも音がおもしろかった)のは、直接的な要素というより、用済みで廃棄されるものというイメージからの繋がりなのかな。