バックグラウンドシカーダ

週末を丸ごと外出に当てると、翌週の土曜日は外に出る気が無くなる。溜まっている家事仕事が気になるってのもあるし、やっぱり疲れが溜まっているんだろう。そういったもろもろをていねいに整えていくのはとても心地よい。
1時間かけて足の裏から頭のてっぺんまでストレッチをし、この家に来てからの悲願であった風呂場の嫌な臭いを概ね除去することに成功した。9月は壊れたカーテンリールと、壊れていたガス台を直したい、というように、1つ進めるとまた1つ欲が出てくる。今週は3回家で朝ごはんを食べて、1食弁当を作ることに成功した。

上司が夏休み。普段上司が持っている仕事は当たり前のように降ってくる。自分の知らないところで上司がどれだけ働いてるのかを知ると同時に、普段、良くも悪くも守ってもらっているのだなあともやもやする。上司のような水準には及ばなくても、まがりなりにも代理を務めて、上司が安心して休めるように回したい。

私が関心を持っていたり、注目している人が、今までの私の文脈にないものを好きだったり、主張していたりするとき。それに接してみて、親和性を感じたり、好奇心が出てくれば話は楽なのだけど、抵抗感が生じたとき。私はそれを取り扱うのに、自分のエネルギーの多くを注ごうと思う。そうでないと、踏み込まずに流して見なかったことにしたり、飲みこんで上辺だけ好きなふりをしたり、アレルギー反応を起こしてぎくしゃくしたりしがちだ。
そういった経路で新しいものに触れるのは、自分の枠組みを広げるチャンスだし、もし結局それに肯定的関心を持てなかったとしても、1人の人間の性質について、好きなところとそうでないところがあるという、肌理細かな認識を持てるのはよいことだと思う。