ミッドナイトつぶやき

このまえ観た「東京福袋」とか、こないだ観た「セカンドキッチン」について書こうと思ったけど、できないまま日が過ぎる。1年以上お世話になった上司が一気に異動して、新しい人との仕事のやり方に体力を注ぎこんでいる。少し焦って、早口が続いてしまったりした。いつの間にかアンテナを放してしまってる事案があったことに、同期との無駄話の中で気づいた。

ずっと上の代の人、僕が今の職場に入ってよかった理由のひとつに、この人と出会えたことを挙げているのだけど、その人が書きおろした研修テキストを通勤途中にアイパッドで読んでいる。今まで関心の掴みどころがなく、さらさらと流れてしまったとある言葉と概念が、そのテキストを読んだあとでは、うるおいを伴って吸着する。これが、関心が肥大するということ。

しかし私は自分の密度の薄さとか、詰めの甘さをじくじくと苦く思っていて、それは時に肥大の流れと相反関係にある。その薄さを、別にいいじゃんと正当化したい気持ちもとめどなく涌いてくるのだけど、それに乗っかってしまうとだいぶよくないものが育ってしまいそうなので、苦い方をひいきにしてみる。