私の中にない前提

こないだ観た芝居で、女子が自分に好意を向けている男子に「卑怯者。」と言い捨てるシーンがあって、どきっとした。心当たりがあるからなんだろう。

人の話を聞くとき、それが誰かに対する愚痴であった場合、ちょっとした聞き方の違いがけっこう影響するのではと気になる。私がどう思い、どう受け取って返し、相手にどう影響するのか。シミュレーションをしたくなる。

外出用に、小さな容器に入ったコンタクトのすすぎ液が欲しいのだが、なかなかドラッグストアに寄れない。

喋ることも書くこともだけど、はじめはなかなか表現したいことが出てこずに、表面的な上澄みが出ているなあと思うことがある。それを経て、深いところにシフトしていけるか、浅いところにとどまってしまうか。

たまに、「自分の電車で飛ばしてるなあ」と思うひとがいる。近くにいても遠くに感じ、わたしはやり取りの手掛かりを失ってぼうっとしてしまう。そういうときに伴走して飛び乗って、同じ電車に乗っかることを選択肢に持てるとおもしろいんだろうなあ。