Late Bloom

春ならではの、うごきについて、いろいろと話を聞く。
わたしはなんか、期待しちまって、すごく露骨にがっかりしてしまった。
ちょっと前までの、調子に乗っていたところからの落ち方が我ながら笑える。

こういうとき、つまり、しわくちゃなものが顔面にはりついてしまっているときに、それと「でも私はどうありたいのか」とをぶつけて、それぞれを掘り下げていって、こびりついたガムみたいなものを少しずつ汗で動かしていくこと。
少しでも雑にやってしまうと、上滑って、ただのとりつくろいになってしまうもの。
このふわふわとしたあいまいで大切な官能を強く意識しているうちに、それをあいまいな言葉にして書きつけておこう。すべてきれいに整理してから、振り返って言葉にするのも大事だし、なによりかっこういいが、わたしはそうでない進行中を、逃避にならない節度を心がけた上でここにしたためようと思う。

また来週になったら、新しい色が混ざって、この色はアップロードされることになるだろう。
明日の夜に、春から旅立つ友人と会い、見送りの言葉を贈ったら、この色はもうこの色のままではありえないだろう。

ギリギリ公務員(単数形)より。