ホリディ=ラブラジィ

急に1日休暇を取ることになって、可処分時間が与えられる。
土日はなんやかんや、あらかじめ使う予定で決まってしまっているが、
そんな計画性なしに訪れた唐突な休日に身を浸してみると、
意識の外に押しやられていた様々なことが、ゆるりゆるりと浮かんでくる。
まだ焦点の合わない、曖昧な感覚を味わって、強すぎない意識を向けてみる。

ぼうっとする。

やらねばならないこと、やりたいこと、きになること。
取りかかればいくらでも時間がいるものは心当たるのだけれども、すこし脇に置いておいて、なにもない時間に戻ってくる。
なにもなくて、すべてがある。
そんな感覚を味わう。
そのためのいくつかの儀式。

ゼロになるからだ。
沈黙のラブラジィ。