夏物語(6)つじつま

(1)ジレンマ
2つや、いくつかの選択肢からどれか1つを選ぶということは、選ばなかった方への思いがなくなるということではない、ということを、ふとした拍子に忘れないように気をつけよう。意思決定の基本原則。それと同時に、個々の個人や組織では、選ばなかった方に付随することを取り扱わない、その瞬間以降ないものとする、というルールが強く働いている場合がある。

(2)染み出し
仕事のこと、勉強のこと、家庭のことが、垣根を越えて、少しずつゆるゆると染み出している感じがする。このうまれたばかりのものを、できることならば大切に育てていきたいものなのだが、どの場面についても、外側からの要請があるので、そちらのペースに合わせないといけないことはどうしても出てくる。わたしはうまく切り替えられずに、あわててしまうばかり。

(3)太陽
日中に予定がない日や、1人の時間がまとまって取れたのはだいぶしばらくぶりなんじゃないかと思う。

(4)色めがね
結論が決まっている人と話をするのは、今のわたしにとって、おそろしくてたまらない。
わたしは、自分が知らぬ間に結論を決めて人と話をしてやしないか気をつけながら、言いたいことや伝えたいことを最短距離で伝える技術(これはきっと技術だ。)を磨くとともに、結論が決まっている人とでも、その姿勢を否定せずに、うまく話ができるようになりたい。

わたしはあまりにも、相手が発しているメッセージを無視しすぎているのだろう。それは単純に気づいていなかったり、ノーと言うことをためらったり、慣れない刺激に動揺して混乱した結果の抑制だったりする。

私の色めがね。彼氏・彼女の色めがね。
それらが混じりあって、コミュニケーションの接点がうまれて、辺に面に広がっていく。