(読書メモ)クリストファー・アレグザンダーの思考の軌跡

クリストファー・アレグザンダーの思考の軌跡ーデザイン行為の意味を問う」(長坂一郎, 彰国者, 2015)

・なんとなく、テイラー・スウィフトはヒゲ面の建築家だと思っていたのだが、全然違った。

たぶん、いま読んでいる最中の「パターン,Wiki,XP」にも書いてあるんだろうけど、アレグザンダーの考えたことや行ったことの概要を時系列に沿って解説している。本人の著書に手をつける前に、概要を知れたのはいい。
氏の数々の提案は、単にパターン・ランゲージを取り巻くものではなく、むしろ様々な提案の流れの中にパターン・ランゲージが位置付けられていること、前に提案したことを修正・否定したり、実践との兼ね合いの中で氏の考え方がダイナミックに変化し、遂にはスピリチュアルな領域に到達したということなのだろう。
わたしはパターン・ランゲージのほかに、「AシステムとBシステム」という考え方がなんとなく気になっていて、いつか原著でその考え方に触れたいと思っている。