対して話する

対話のことば」という、精神療法オープンダイアローグを元に一般的な対話のコツをまとめたパターン・ランゲージがある。

旅のことば」という、認知症を抱えてよりよく生きるためのパターン・ランゲージの普及活動をしている金子さんらが「対話のことば研究会」というユニット?名で、対話のことばを用いたイベントを定期的に開催するとのことで、9/24の第1回に参加してみた。
会場は「プロジェクト・デザイン・パターン」というパターン・ランゲージを作成したUDS株式会社が運営するLEAGUE銀座。来たのは2回目。

平日夜の2時間で、内容はチェックインと簡単なレクチャー、後半は対話のことばカードを用いたワークショップを2回やった。
同じテーブルの方々は、それぞれ想いを持ってこの場に来ていて、ワークショップを通じてその一旦が垣間見え、この人のこともっと知りたいなと思えた、のは、とてもよかったんじゃないか(最初にマウントを発動しかけてまずいと思い、軌道修正を試みたのもある)。
一期一会でさらっと流れがちな単発イベントで、いかに日常に持って帰るものを見つけるかというのは、けっこう難しい。知り合った人とSNSでつながるのも、その前提で共鳴するものがないと、ただでは起きぬみたいな感じで、風化してってしまう。
対話のことばや、対話を自分に落としていくことはとても興味があるんだけど、この研究会がやろうとしていることとつながるのかどうかについては、ちょっと疑問が残った。ビジネスに向けてのプロトタイプや、実績を積むという視点からは意味があるのかな、と思った。
パターン・ランゲージという創作物は、それ自体独立しているものではなくて、読まれ使われることで価値を発揮していくものだと思うのだけど、コンテキストに対する位置づけがとてもゆるいように思えて、そこがもうちょっと機能的にならないかと思っている。
ということで、初回のみ参加のつもりだったけど、最後に気になるアナウンスがあったので、今後の会の内容がどうなるのか次第で、またちょっと考えてみよう。(Facebookで発信されるんだろうか?)