(39)たりないなりたる

新しい大学院の説明会を聞きにいってみる。
あたらしい学びの機会、同じような志をもっているかもしれない人たちが同じ空間に同席すること。

 

高校の同級生と久しぶりに集まって、歌ったり飲んだり馬鹿騒ぎをする。
みんな仕事をしたり、家庭ができたり、それぞれを生きている。

 

楽しみが足りないと、かき集めたくなるような気持ちになっているときは、なんかちょっと、よくないものが漂っているんだと思う。
ささいなことを楽しめるか、心を揺らせるかは、きっとこちらの気の持ちよう。
灰色なのは、砂の味なのは、きっとこちらのあり方が現れているのだ。

 

やろうと思っている仕事が積み重なってきている。
整えていく過程、きしみに耳をかたむけること、無理はしないこと。
悲しみをあたためることと、おおうことの、並行世界を生きること。

どんな状況でも、生きることは、生きること。