(53)メルティング坩堝

はじめて、家庭裁判所に入ってみたり、その隣の弁護士会館に入ったりした。
ぼくの人生はいま大変なことになっている。
これが大変じゃないなら、なにが大変なのだという感じ。
(上には上がいるのだろうが)

 

部屋の隅に1年近く積みあがっていた段ボールを開封したら、
行方不明になって買い直した本と、今の自分の関心にタイムリーな本が出てきた。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

 

 こんなところにあったのか。

仕事をしてても、家族をしてても、その他生活をしてても、大変なことはある。
逃げたくなることもあってもいい。
怒って相手をメタメタに攻撃したくなることがあってもいい。
迷惑がられながら近くの人をつかまえて愚痴りたくなることがあってもいい。
すっと蓋をして見なかったことにして、人に押し付けたくなることがあってもいい。

ただ、起こってしまったことは、変えられない。
そして、起こってしまったことを受けて、これからできることは、意外と選択肢がある。
選択肢は、やがて収束し、ひとつの現実になる。
なにも意識して行動しなくても収束するし、あるゴールを目指してがむしゃらに動いた結果、叶うことも叶わないこともある。

 

私は配られたカードで、どんなゲームをしたいだろうか。
どんなビジョンにたどり着きたいだろうか。
たぶんそのためには、少なくてもある程度、人によってはがっつりと、自分以外の人について知る必要がある。
いろんな人が大なり小なり関わって、私の人生はできている。

 

風呂に入りながら、乙武さんと小室さんと杉山さんの鼎談動画を見ながら、
障害者雇用が経営改善に役立つという本を読んでいた。

◯あなたが問題だと思っていることが、あまり人に知られていないとしたら、それを共有することにはとても意味がある。そのとき、数字のエビデンスを添えることが重要。

◯共感できなくても、理解ができれば、ダイバーシティはだいぶ広がるんじゃないか。

◯障害者を雇用することの意味は、社会貢献だけでなく、人材育成のノウハウ蓄積、業務フローの見直し、社員の仕事に対する意識の改善、適性にあったマッチングの推進などを通じて、経営をよくするかもしれない。

◯24時間という自分の人生をどう割り振るか。仕事も大事だけど、それ以外のものにも時間を使いたい。

 

11月のパターン・ランゲージのイベントに至るまで、ぐるぐるといろいろなことが頭をめぐっている。
24時間前は相当悪かった精神状態も、昨日いろんな人と話をして、今ではだいぶ落ち着いている。
(でも、まったく安心はできない)
状態変化が激しいときは、更新頻度を上げて、乖離があまり大きくならないようにしたい。