(62)雨と気圧

先週の土曜日は台風の中、一日部屋にこもっていた。
幸い停電はなかったのでご飯を炊いて牛丼のようなものを食べたけど、
寝ているだけなので、別に食べなくてもそんなに問題はなかった。
睡眠時間や食事の量が細切れになって、どれだけ摂っても満足しないけど、
欠乏感もそんなにないのは、ある意味便利なのかもしれない。

 

今回の件で、防災のことを自分ごととしてようやく考えてみた自分は
これまでの危機感が薄すぎたし、とても安易だとは思うし、
喉元すぎて忘れ去ってしまうダサさと戦う必要があるのだけど、
でもそんなこと気にせず、自分と自分の大切な人と、そして場のために何ができるか考えたい。
そしてそれは、今目の前にないもの、今の自分に直接利害のないものについての想像力を鍛えるきっかけになる。
悲しいことは突然起きるが、備えていれば、なにかできることはあるのかもしれない。

備えていれば、なにかできたことは、あったのかもしれない。

 

普段全然関わらない仕事の人と話してみたり、インド映画の、
世界の広さを感じるときは、今の自分がいかに閉じているかを痛感する。
そこですぐに変われるかはまた別の話なんだけど。
そのときのためらいを共有するには、どうしたらいいんだろう。

 

ビースターズの新刊は(電子で)買ったけど、アニメを見るのはちょっとおっくうで、スレイヤーズの新刊は楽しみだけどまた読むのは先になるかもしれなくて、小沢健二のアルバムが出るのはただただ楽しみ。
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日曜日に、いつぶりかってくらい久しぶりに、皿を洗ったり、掃除機をかけたりした。
切れたら困る洗濯は、数日引っ張っても毎週行くし、風呂に入らないと一瞬でガタが来るしシャワーで凌げるのは精々一日だけど、低空飛行が続くと優先度の水面下にいるものが永遠に後回しにされる。わかっちゃいるけど手が出ない。ここで正論とか言われるとけっこうきついんだろうな。