(131)陰と陽、推し武道

子どもと会っている間は、子どものことだけ考えている。次いつ面会できるか少しずつ見通しが立ってきたので、次は何をしようかと考えたり、道具や食材を準備することを始めつつある。当日のやりとりを記録に残しておこうとするものの、写真が撮れなかったり、あとでメモする暇もなく日が経って記憶が薄れてしまうこともある。

家のメンテナンスも、毎週のルーティン項目を少しずつ増やせている。週替わりで、今まで手をつけたことのなかった場所を掃除することも時々している。長らく処分できなかったパソコンモニターと洗濯機も算段をつけ始める。この家から出るための準備をする。新しい家でも生きていくための準備をする。

仕事は立て込んでいる。近くで大爆発があって、周りの人は応援に駆り出されている。自分自身には声がかからないが、人員体制がある割に仕事が進まない。テレワークがほぼ廃止されたので早めに家を出ているが、2日に1日は22時を超える。それ以外の日は体力が尽きて帰っている。ピリピリした空気ができてきてしまっていて、自分もそれに加担してしまっている。見通し立てて山を越え、余白を作ってから、ふりかえりのための時間を作りたい。ブログを書くのは、マイクロなリフレクション。

「推しが武道館いってくれたら死ぬ」がとても面白い。ウェブコミックアプリから入り、続きは電子書籍で最新まで揃えてしまった。「トクサツガガガ」も同じオタク主人公で、「尊い」という感情・概念が惜しみなく体現されているが、トクサツ〜がオタクの生き様と人生を重ねる面白さでできているのに対し、推し武道は推しへの愛情でアホになった人の生態を曝け出している。主人公の固い動きと言葉回しが好きすぎる。推し武道推し。この陽性感情をうまく自分の生活に取り込みたい。