(232)フォーカスポーカス

月曜日が1日ってのはわかりやすい。ましてや1か月が7の倍数になってる2月はとってもわかりやすい。むかし、「エリーのアトリエ」という錬金術師シミュレーションにはまっていたことがあったのだが、カレンダーが当たり前のように1か月4週28日になっていたのに気づいて、おお!となったことを覚えている。

中身はともかく、私たちは日々何かを実行している。なにもできないことも含めて実行している。未来のために時間を使うという、計画という行為がある。過去に意識を向け、引いては未来につなげる、振り返りという行為がある。過去は直近のほうが記憶が薄れてなくていいが、時間が経ったほうが冷静になれることもある。共感性と客観性は往々にして相反する。そして未来についても、直近に迫っているものばかり意識しがちだが、ちょっと先の未来についても考えてみると、やっぱり俯瞰した視点を見出すことができるかもしれない。

その場その場で発生するタスクに対応しながら、1年以上過去に起こったことを思い出そうとしてみる。そして、へたしたら5年後とかまで続くようなことの第1歩について、考えようとしている。とてもむずかしい。後ろからかけられた肉声に、そして夜間の空腹に、遠い過去や遠い未来への焦点は軽く飛んでってしまう。だから、飛んでかないのは無理っぽいので、飛んでもじきに戻ってくる(ようにしたい)。見えないイカリをおろしていれば、ゆらゆらしながら戻ってこられる。

日付は1日に戻ったけれど、件名の通し番号はリセットされない。このままだと4月に入った瞬間にカンストするんじゃないかと皮算用して、もう2か月毎日書き続けるのは決して容易ではないことを思い出す。12月はあっという間だけど、2月もあっという間、3月もあっという間。濃密に生きたい。