(240)ワークトークワーク

仕事ばかりになってしまうのは、私にとっては、よくないこと(感覚的によくないと気づきにくいことがさらにあぶない)だと判断しているのだけど、どうせ仕事をするのであれば、よい仕事をしたい。

今年度と来年度の制度の変更について、助成制度というカテゴリで整理してみる。自分の担当だけにおさまらないので、職場内をうろうろして声をかけて、作文したものを見てもらったり、不明点を教えてもらっていく。課の窓口係で係員をやっていたときは、外から依頼された仕事を原係にお願いするため、こういうことをよくやっていたが、今のポストではそういえばあまりしなくなっていた。場所が離れていたり、テレワークをしていたりで、顔を合わせて・いつでも話ができる人たちばかりではない世の中で、これと同じようなコミュニケーションを取っていくにはどうしたらいいのか。

先日質問をしてくれた若手の彼に、逆に教えてほしいことがあって、思い切って相談してみる。上の年次からのお願いは、自覚なしにプレッシャーになりがちなので、調子に乗らないように気をつけたい。それから、研修の講師を誰にお願いするか決めるために、その分野に詳しそうな係に相談してみる。自分の知らないことを知っている人に気軽にものを聞けるってすごいことだ。気軽に聞いていいのか、省みることをしよう。

もひとつ別のお願いをするため、こっちは事例収集の案件で、まずは通知や実績の数字を見ながら方針を考える。誰に何をお願いしようか。これも、いろんな立場の人に話してみると、自分にはなかった観点からコメントをもらえる。意識してなかった自分の方よりや、把握していなかった前提条件を知る。

最後に、半分趣味でやることになった研修講師の段取りを更新したり、事前資料を見てもらって受講生に送ったりする。Off-JTの研修は、往々にしてやりっぱなしで流れがちで、どれだけ密度を高めて日常の仕事に、職業人生に、プラスワンを残せるか、その後の経験と相まって発展させられるかは、とっても興味がある。

自分の仕事がやれたなって思っているときは、たぶん同じ係の人の仕事を確認することがあまりできていない。バランスをとっていこう。それから、家庭のことも。