(249)9タイプ

 

図書館で見かけて借りた「人間は9タイプ」という本を、カバンに突っ込んだまま読めていなかったのだが、ようやくまえがきを開くことができた。(今ネットで検索したら、仕事編と子育て編があるらしい。私が借りたのは子育て編。)どうやらビリギャルの人らしい。(ビリギャルは、存在を知ってはいるが、中身を見たことがない。)割と読みやすかったのと、私にオンするといい視点がそこに書かれているような気がして、このフレームワークはインストールしたいなと思った。人間にはタイプがあって、子が育つときに、周りで関わる人は、子がどんなタイプかとか、自分がどんなタイプかとかを意識して、それぞれのタイプにあった関わり方をするといいんじゃないかということだ。完璧主義者、献身家、達成者、芸術家、研究者、堅実家、楽天家、統率者、調停者の9タイプがあって、ネット上の簡易版では私は研究者タイプらしい。

大学時代に学んだはずの心理学で、こういうことをやった気がしている。たぶんこの本で書いてあることも、心理学の理論を下敷きにしつつ、著者の実践経験で肉付けがされているものなのだろう(そんなようなことが書いてあった)。私が大学で学んだことは、無意識に日々の生活に影響を与えているのかもしれないけれど、意識的に使えるような知識はあまり思いつかなくて、それはなんとかしたいなあと思っている。サイコロジスト=心理士は、職業でもあるけど生き様だと思っていて、私は心理を職業にしてこなかったので、せめて生き様は心理士でありたいと思うのだけど、それもまあ、できていないのだ。そういう、私の理想と現実のギャップにやさしくチクリと皹を入れてくれた本。ちょっとこれから読んでみよう。たぶんこれから年度末にかけて、いろいろと生活も仕事も大変なことになって、すっとんでしまうかもしれない。でもここには、私が対人関係をうまくやりたいという思いと、心理学を人生に役立てたいという思いに共鳴するものが詰まっている。