(251) ランバースクーター

毎週のジョギング。電車の路線に沿って走るシリーズからすこし離れて、職場までの最短距離をつないで見る。グーグルマップを見ながら頭の中でイメトレをする。実際に走ってみると、想像以上のインパクトがある。降りたことのある駅や名前しか知らない駅を、みの虫か針と糸になったつもりで貫き潜り進んでいく。近場にある遊具のある公園をいつでも探している。沖縄そばの店。神社の梅まつり。皇居ランの人たちと一部重なり、倍くらい歳上であろう人が動きやすいかっこうで私をぶっちぎっていく。

祖母とのテレビ電話。アイパッドとパソコンを合体させて、カメラ画像の上にふせんアプリでキャプションを表示する。グーグルフォトに切り替えて、子の写真を見せる。今度は、あらかじめ打ち込んでおいたテキストのストックを用意しておいて、適宜コピー&ペーストしてみるのはどうかな。なにかときめくことがあって、試行錯誤をしてる時間。さまざまな工夫のアイデアが思いついて、ひとつずつ実行してみる時間。うまくできなかったり、できてもいまいちだったり、ちょっとだけいい感じで、また次にやってみたいことが湧いてくる。そんな時間。祖母にとってもよい時間になっているとよいのだけど、まだまだ、まだまだだ。

子がキックスクーターを練習するなら、親もやってみないとよくわからんだろうと、大人向けキックスクーターを探す。キックボードと呼ばれていたり、電動のスクーターと紛らわしかったりする。子ども向けと大人向けは耐荷重だけだという話を聞いたけど、車両や乗る部分や掴む部分の大きさなどは、子どもと大人で違うんじゃないかと思ったけど、それは私が平均よりは大きめな大人だからそう思うだけなのかもしれない。実物の展示はない中で、新宿まで出てようやく現物が置いてある店を見つける。あるときから一身上の都合でヨドバシカメラを使わずにビックカメラを使うようになっていたが、この日スクーターを置いてあった店は西新宿のヨドバシカメラだった。そういうものが、ちょっとずつ変わっていく。