(260)ツイタチ

この日は仕事がら重要な日なのだが、そんなに対応が発生することもなかった。ただ、珍しくアポイントがたくさんあり、出たり入ったりしていた。初めての人と会って、話して、言葉と心を使う。外向けのやりとりをする体力がからっきしなので、夕方ごろにはへろへろになっている。断片的に見た文言に素朴に反応したり、全体像が見えないとなんとも言えないとか打ち返して、うんざりされたんじゃないかと思っている。こういうプロセッスの進め方はきっと私は苦手なんだ。ミスマッチが起きている。あとは怪しい数字に振り回される。ほんとはひとつひとつしっかり詰めていきたいのだけど、そういうわけにもいかないからなあ。

月が変わり、嫌が応でも年度の終わりを意識する。月内にやらねばならないものの溢れかえる多さがちらついてげんなりする。時期が早まった内示の知らせを聞いて、しばし仕事のことを忘れて雑談に興じる。いよいよって感じがする。出会いと別れ。毎年ウォータースライダーのように、怒涛の流動が起きる。その兆候が訪れている。