ウゴゴウゴゴ

すこし上を目指そうと背伸びをしてみる。プラス1、2を実行してみる。身体と精神がスライドして、隙間を埋めてた半透明な青いゼリーのようなものが見える。ばらばらだったものの繋がりが見えて、狙いどおりでほくほくしたと思ったら内臓がすこぶる暴れ出す。新しいことをすると、慣性みたいなものが摩擦を起こし、消えゆく惰性の断末魔、ネガティブな感覚に揺さぶられるのはよくある。これに面食らって、始めたばかりのことを手放して、引っ込めてしまうのはもったいない、もったいない。
悲しいかな、わたしは「やるべきではない」と体が全力で叫ぶような「虫の知らせ」とこれの区別があまりついていないのだが、もう少しこのしんどいものに巻きつかれながらもこの道を進んでみようと思っている。そういうときに足を支えるのは、今まで私が育ててきたもの。好きな音楽への信頼とか、ベーシックな回復力。知らないことはまだまだあるけど、思い出すだけでだいぶ戻っていける。はず。