秋の星座(5)素朴理論

身体の奥にあった風邪が、昨晩ゆっくり風呂に入ったことで外に出てきた。
今朝のだるさをそのように捉えてみる。
仕事をしていると、不調を体内に押しやって、動けるわたしを表面的に体現しようとするから、いつになっても風邪は体内にとどまる。

こういう、あまり客観的な根拠があるかわからない病気のメカニズムモデルを、
なんとなくしっくりくるという理由でけっこう信じてしまっている。
その考えに則って、今日はコーヒーは飲まないことにしようと思っている。

こういう、ふわっとしたものの考え方を、自分の意思決定に関する問題に使うことは、まあいいのではないかと思う一方、
それを他人の問題に対して、知人あるいは支援者として助言に使うことについては、時には慎重になるべきではないかと思う一方、
自分と他人でそういう態度が違うことについてひっかかる気持ちもなくはない。
きのう、珍しく哲学的な短い文書を読んだことに触発されて、こんなことを考えている。