出会いは色めき、ささやかに

少し前から気になっていた、湯島の夜学バーというお店に、仕事の帰りに寄ってみた。
端末の電池が切れて正確な場所がわからず、駅からぐるぐると繁華街を歩き回り途方に暮れそうになったけど、なんとかたどり着いた。
最初はちょっと心配したけど、その店を形作っているいろんなものがけっこう好みで、空間の広さ、ものの埋まり具合、灯かり、色合い、人の数、交わされることば、話す速さ、声の音色、並ぶ本、お酒、それらをまるごと包みこんで、それらが調和して居合わせているその場が、ちょっといいなと思った。
次があるか、それはどんな形になるのか。楽しみがひとつ増えた。