カルマリ

チョッキンガム。

ものごとが、すこし展開すると、角度が変わると。たとえそれが良い方向のものであっても、感じ方が大きく変わって、はげしくとまどうことが、不穏になることがある。

駅の自販機で、オレンジの蓋のお茶を飲む。
落ち着きたいのだ。
欲しいものに近いけれど、ぬるさと、乳の風味がすこし気になる。

あいてしまった空洞を、ほかのなにかで詰めたくなるけど、そこには自分の生理はあっても、意志はないので。
うれしくない。

ずれてからまり、またずれて、かるまり、でもきっと、ぼくはそれを愛したい。