生き延びる

自分の感じていることや考えていることを、言語化するなどの方法により捉え、深めていくことは、私が生き延びるためにとても必要なこと。そして、それを完全ではなくても人に伝え、伝わることも、私が生き延びるためにとても必要なこと。

このブログ名について - 発声練習
ここに書いてあることは、とても強く共感した。

ひっくり返してみると、自分の感じていることや考えていることがわからなくなると、私は生存の危機を感じる。自分の感じていることや考えていることを、人に伝えることにまったく失敗し続けていると、やはり生存の危機を感じる。
生存の危機を感じる、というのは、ストレスを感じるとか、消耗するとか、落ち込むとか、混乱するなどの症状を伴って、やりたいことややるべきことができなかったり、やりたくなかったりやるべきでないことをやってしまうような状態を指す。
人によっては、そういった状況にならなかったり、なったとしても生じる症状は大したことがなくて、「生存の危機」とか「生き延びる」という言葉を使うことに、大げさな感じを持つ人もいるんじゃないかと想像できる。
だから、自分の感じていることを表現するためには、このくらいの強い言葉がちょうどいいと思っているが、それを他人に伝えようとするときに、まったく同じ言葉を使うと、受け手の前提としている世界とのギャップから、うまく伝わらないことがある。
表現したい内容は同じであっても、それを自分が捉えるための言語化と、それを人に伝えるための言語化は、異なった基準に基づいて異なった言葉選びがなされうる。

わたしがここのブログを書くのは、おそらくわたしが生き延びるためのひとつの試みなのだ。