(42)人に相談できない

こないだいとこに声をかけてもらい、久しぶりに話をした。
私の家庭にあったことをいろいろと知っている人で、
私の近しい人ともいろいろとやりとりをしている。
小一時間くらいの話は、淡々としていたけど、
ポイントとなる問いに答えることで、自分の思っていることを確認したり、
あとはいくつかのコメント、提案をしてくれた。
とてもよい時間だった。
ありがたい。

 

私は人に相談するのが苦手だ。
ありとあらゆる相談が苦手というのでなく、自分の根っこにつながるようなテーマの相談がとても苦手だ。
それを人に伝えることもへたくそなんだろうし、相手の言ってくれたことを自分に取り込むこともへたくそなんだろう。加えて、相談を申し出ることも苦手だ。
仕事に関することは、自分の根っことは切り離されていることが多いので、比較的相談しやすい。
ある種のテーマについて、自分の中に閉じている。
外部リソースの力も借りることができるなら、もっと学び、もっとよいことができるんだろうと思う。あきらめなくてすんだことが多かったのかと思う。
このままではよくないと思っている。変わったほうがいいとは思っている。けど、こんな私でも相談できる道がひとつでもあれば、それを全力で大切にするというのも、ひとつのやり方かもしれない。

 

汎用的なものが使えないという性質。
自分用にチューニングしないと使えないという性質。
他人のものをそのまま受け取ることができないという性質。
できないわけではないが、大幅にパフォーマンスが低下する。
人からもらったアドバイスが腑に落ちないと、自分で実践するのに抵抗がある。生半可に取り入れても、少しでも想定外のことがあると、次にどうしていいかわからなくなるのが怖い。
人からは頑固だと見られるかもしれない。それは事実そうなのだ。でも私は、取り入れようと思ってもどう取り入れたらいいかわからず途方に暮れているのだ。あるいは、取り入れるための壮大な道を進んでいるところなのだ。
自分の苦手さについて、ナビゲーションブックのように、体系的にまとめるべき時期が来ているのかもしれない。