(289)専門家に助けてもらうとはどういうことか

年度末2日目。今日は自分の用事。

ユングという人が言った「人生の正午」とは50歳を指すらしくて、それまでにはまだしばらくあると思うが、折り返し地点的な感覚はなんだか湧いてきている。そう思ったとき、そして、生活のあれこれがちょっとひと段落したこのとき、今後もうん十年生きていくのだとしたとき、自分ことをちゃんと知っておくためにやれることはやっておいたほうがいいんじゃないかと思い、幾度となく考えては踏み出せずにいたところについに行くことができた。これは終わりでなくて始まりなのだということはわかる。お金もそれなりにかかるので、あまり手ごたえを感じられなくて、「こんなものにお金を使うのはもったいない!」と思うときもきっと来てしまうだろう。私はなんせ、人とつながるのが苦手だし、人に助けてもらうのがへたくそだ。それでも、今回のことでやれるだけのことはやりたいし、もしうまくいかなかったとしても、その経験は糧になり、次になにかをするときに背中を押してくれるのではないかと思う。

午後は仕事に向かう。そんで、遅くまで仕事をする。またひとり見送る。なんだろう、残念なきもち、よくやったというきもち、ありがとうなきもち、複雑にごちゃまぜな心境で、最後のすこしの時間、会話を交わし、そして別れる。