もやもやとした価値

「名選手が名コーチとは限らない」というのはよく言われること。同じ専門性を発揮しているはずなのにそのようなことが起きるのはちょっと不思議な気もするが、現実的にはありふれている感覚がある。プレーヤーとマネージャーもそう。
だけど、では何をもって「名」とするかは、わかりやすい分野もあればそうでない分野もある。スポーツプレーヤーなら、点を取るほど、勝てば勝つほど優れている、とわかりやすい指標がある。
じゃあ、対人支援の現場ではどうか?
優れた支援者とは何か?対象者に好かれること?見立てが正しくできること?望ましい変化を起こせること?適切な資源に繋げられること?対象者の希望を叶えられること?クレームにならないこと?多くのケースを回せること?難しいケースを回せること?それから、優れた管理者とは何か?
それらはおそらく、はるかに多様で、ばらつきがある。

パターン・ランゲージのマイニング・インタビューで使われる、「どうしても伝えたいこと」というフレーム、構造構成主義の関心に応じて現象が立ち上がってくるという考え方、あたりとつながっている気がしている。

・「知りたい!ソーシャルワーカーの仕事」と「パターン、Wiki、XP」を途中まで読んでいるのだが、また脱線して、「会社を変える社員はどこにいるか」を読み始めようとしている。このとっ散らかった読み方に、しばらくついていくことにしてみる。