スズキとヨシダのトリセツ

あんまり面識はないけど気になっている人の主催するイベントに参加した。

スズキとヨシダのおいしい話。#1 「トリセツ」

ぼくのニセモノをつくるには」という絵本の、自分についていろいろな側面から掘り下げていくストーリーにインスピレーションを受けて、参加者が自分のことをワークシートに書き込んでいき、自分の「トリセツ」を作るというワークショップ。
自分を知る切り口は、好き嫌い、できるできないといった表面に表れていることから、感覚過敏やその逆、視覚優位・聴覚優位、継時処理・同時処理、注意など、療育の分野で使いそうな概念を、かみ砕いて説明していた。
内容はかなり盛り沢山だったので、個人的に十分に煮詰められない部分もあったけど、コンセプトも明確で、雰囲気もよく、あと会場やケータリングがおしゃれで、よいイベントだったと思う。

それと、直接関係あるわけではないのだけど、考えたこと。

インターフェイス
コンテンツがいかに素晴らしく、自分にとって有益であっても、それの入手に大きなコストがかかったり、インターフェイスがとっつきづらいと、享受しにくいし、その前に諦めてしまうことも起きやすい。
ユニバーサルデザインのように、誰にとってもとっつきやすいものを目指すことも可能ではあろうが、誰かにとってとっつきやすいものが、別の誰かにとってとっつきにくいことや、どれだけ資源を投入できるかという制約もある、だから、ターゲットの射程と優先度を意識しておき、どういうデザインにすると、その人たちに上手く刺さるかを考えることが大事なんじゃないかと思う。