(154)リミテッド

ボトルネックになっているのはどこか、というと、自分の場合は時間というより、圧倒的に気力・体力。

いつもより短い半日程度だけど子と遊んだ日は、すべてのエネルギーを使い果たす感じがある。そのあとに夜から立て続けて活動したら、翌日はお風呂に入ったはずなのに朝からぐったりしていた。エネルギーがからっぽになってしまった。
その翌日は予定が2つも入っていて、一応参加することはできたものの、それ以外は、かろうじて朝ごはんだけ作ることができたものの、残りの時間はずっとじっとしていた。とにかく元気がない。

それでも、触ると熱い赤外線のヒーターを最大出力にしたら、へたなエアコンよりよっぽど暖まったし、毛布をかぶって寝ていたら、夕方ごろには少し回復していた。もしかして熱があるかと思ったが、37度は割っていた。昼間はどうだったんだろう。自分の不調のサインについてはいまだによくわかっていない。

近い未来の日までに、やらねばならないとされていることがあって、それは山みたいだ。勢いをつければ簡単に登れるような気がしていたけれど、つるつる滑ってとっかかりがなくて、気がつけば遥かにそびえ立っているのを見上げている。

いくつかのメールやメッセージに返信できていないのに気づいたけれど、それに返信すると、このなけなしの気力がまた消えてしまいそうで、そっと閉じる。

同じものが、無限に湧いてあふれ出るように感じているときと、有限ですぐなくなってしまいそうでもったいないと感じているときがある。水とか、お金とか、時間はほっといても過ぎていってとどめることができないのでまたちょっと感じが違うけど、あとはこの気力・体力、そして寿命とか。

そういう制限を色濃く感じながら、がまんがまんを感じながら生きるのではなく、諦めたりつぎ込んだりの自分なりの選択をしながら、人生をチューニングしていきたい。