(304)2 HUNDRED DAYS

今年になって100日が経って、それからまた100日が経つ。

この数字に特別な意味があると多くの人が感じてるのは、私達の多くが、その左右の手から生えている指の数を足すと10本だから、なんだろうか。
そんなことは、どうでもいい、どうでもいいね。

インターネットを流れるニュースに心乱されて、ツイッターで感情的な投稿をしてしまう。それもまた、ほかの人がした(おそらくは)感情的な投稿に対する否定的な投稿だった。
立憲民主党が性犯罪刑法を議論する場で本多議員が不適切発言をしたとして処分が行われる方針だが、そのプロセスを記したはずの報告書の内容に問題が指摘されている件。
高校野球の強豪校で学校関係者のコロナ感染があり、保健所と相談の上辞退を決めたものの、SNSで炎上し、(どうやら)出場できるようになった件。
・オリンピック開会式の楽曲制作者として公表された小山田圭吾氏が、過去に障害者である同級生をいじめたことを雑誌のインタビューで話していたことが(公知の事実であったものの)取り上げられ、SNSで炎上し、本人が謝罪文を発表の上、一時は続投する方針であったものの、(どうやら)官邸の意向もあり辞任することになった件。

先月読みかけた、オルテガ「大衆の叛逆」を思い出す。

コロナのこととオリンピックのことは、もうずっと暗い話題が続いている。それでも、オリンピックが人生で大きな晴れ舞台となるアスリートの人もいるだろうし、オリンピックでとても前向きな気持ちになれる人もいるだろうし、オリンピックのお陰で沢山お金を貰える仕事を得られる人もいるのだろうと思うと、やりたい人がいっぱいいるのもわかる。

★★★

雨ばかり降ってた1~2週間くらいの時期があって、先週に梅雨が明けて、部屋が蒸し風呂みたいになり、朝からセミが元気に鳴いている。この家のクーラーのつけ方はまだよくわからなくて、扇風機や冷やしたほうじ茶だけでは溜まらず、部屋の中で半裸になって過ごす。区民プールの前を通りがかったら、家族連れの群れが炎天下を避けて列を伸ばしていた。LINEの子育てグループチャットで、水遊びができるスポットの情報共有が活発に交わされていた。

★★★

いつのまにか、自分の周りでひしめきあっているものがあって、それらへの反応やそれらを処理するためにエネルギーの大半が持っていかれて、自由に使えるエネルギーがほとんど残っていないような状態になることがある。ものすごい慣性が働いていて、自分の意志とはほとんど関係なく、僅かな意志も絡め取られて押し流されてしまっているような感覚。ひどい場合は、客観視をする余裕もなくて、そんな自分の状態にも気づけず、ただひたすらに消耗していく。

そんなとき、どうするか。