2012-2013

年が明けるなど、大きな節目を過ぎて個人的にだいぶんと心境が変わっているのに、ブログの最新記事がその前で止まっているのがだいぶ落ち着かないたちなのだけど、それでも年初めの記事を書くまでやっぱりだいぶかかってしまった。色々なインプットで混乱してる状態からようやく戻ってきた。

去年のことを振り返ってみると、一言で言うと「仕事をする」ということを学んだ1年だった。
ある程度仕事に慣れてきて、部署の中でも古株の方になり、蓄積した経験の応用が求められた。最低限の水準をクリアすることと、よりよい仕事を達成することのバランス。4月には新しく後輩が入り、9月には上司がまとめてごっそり異動して、新しい人と関係を作っていくこと、私の中にわきあがる苦手意識などとどう付き合っていくかをすごく考えた。
一方で上半期は6月下旬のお芝居への準備を時間を費やした。5年ぶりの作・演出では相変わらずのポンコツ具合で、関係者の方々には多大な迷惑をかけた。けれど、なんとか無事に幕を降ろすことができ、奇跡のような回にも立ち会うことができた。これから演劇というものにどう関わるのかはまだはっきり決められていないけれど、ちょっとやってみたいことはある。

それから、去年は沢山結婚式に参加した。人が結婚するということの意味が、遅々まきながらようやく見えて来はじめ、その先にある家庭を作るということ、子どもを持つということについても、少しずつ頭の中に色がつき始めた。これは地味だけどすごく嬉しいこと。
あと、旅行というものを積極的にしてみた。今まではほとんど誘われる限りだったものを、新潟、大阪、京都、札幌と、今までの自分にはあるまじき頻度で泊つきの外出をした。慣れてないだけに残念なことは頻発したが、それでもよかった。人が旅行について話をするとき、今までよりちょっとは関心を持って聞けるようになったのも嬉しい。

仕事、演劇もそうだし、それ以外でも色々な人との出会い、関わり、別れがあった。出会いってものは感覚的にもう露骨に出会ってる感があるのだが、別れってものはなんとももやもやとしていて、一言で表現してしまうのに抵抗がある。でも、別れたものが、再生することもあるということ。しないこともあるこの世の中で、奇跡的に、元の形とは違えどもまた縁を繋ぐことができることに、すごく心が色めく。

と、意外と書くことがあった。去年は色んな素材を取り込んでだいぶ肥大した感があるので、今年はそれをていねいに自分に引きつけて行きたいなと思います。置いてきたものも沢山あるので、今年はミニマムに欲張ろう。
よろしく、2013年。