(319)火花

現金の生活費を毎月おろしていて、今月はなにかと支出が多くて不足気味だったのだけど、なんとか頑張れば乗り切れるかなといった感じだったので、平日に自炊をして、食費を節約しようとする。1日1食自炊するくらい、そんなに意識せずにやれるようになってほしいのだが、不器用なこの肉体はそうなっていない。自炊というのもおこがましいが、ほかに呼びようがないし、目的は果たしているので、私はそれを自炊と呼んで、自己評価している。

★★★

すこし前に図書館で借りた「家事の基本大事典」がすごいよかったので、本屋で買おうとして、アプリで在庫検索をしたら、すこし違うタイトルの本をお薦めされた。その、同じ成美堂出版から出ていた「いちばんわかりやすい 家事のきほん大事典」は、おそらく最初に出会った本のバージョン違いなのだろう。自分の人生の身近なところにあって、でもよくわからないままにしてしまっていたことが、とてもわかりやすく書いてある。同じものを見ても、そこから得られる情報が段違いになる。まだ「掃除」の章を読んだだけだが、風呂場に2つも洗剤があった意味がようやくわかった。袋を買ったきり使えていなかった重曹とアルミホイルで、IHコンロの焦げ付きを落とす。やってみたいことがいくらでも湧いてくる。

職場の人から教えてもらったゴッドハンド3回目。激的に痛みがよくなるわけではないが、「まあ10年以上ほったらかしにしてたのだから、10回くらいは通わないと変わらないのかな」とか思っていたら、定期的な通院はこれでおしまいと言われる。むむ。段々寒くなってきて、これから痛みも強くなってくるだろうし、もうひとつ教えてもらったところの予約を取ってみようと思っている。

★★★

大事な振り込みができていなかったことの指摘をもらい慌てて対応したり、苦い思い出のたくさんある建物に半年ぶりに赴いて事務書類を手に入れたり。腹筋に力を入れることで、なんとか乗り切れることはあるが、ずっとそれをやってると凝り固まってしまう。

バーチャルランチクラブとか、GRAVITYとかConnectingとか、そういうなにやかにやにちょいちょい手を出している。自分とは全然違う人間がいくらでもいるということを、オンラインで多少差っ引かれはしても、それでも圧倒的なリアリティで感じる。いかにデフォルトの生活が、限られた人としか関わっていないかということだ。関わっている人のバリエーションだけでなく、関わりの内容も大いに要改善なのだが、それはまたそれで。量が質を産む的なところも一部はあると思っているが、私は人よりそれが生じにくい気がする。

★★★

仕事のことで、具体的なことはほとんど書かないようにしているのだけど、一堂が介していないことで間接情報が多くなるのがボトルネックになりかねないと思っている。直接聞いたならば疑問点をその場で確認できるけど、間接情報だと、メッセンジャーの人が確認していないことはその場で確認できない。それでも気になったことを発信者にすぐに確認できるならばいいが、なんかいまはそうでもない。自分で勝手にそうでもないと思っているだけで、実際にはそんなことないのかもしれない。組織内のコミュニケーションの設計はすごく興味があって、解像度を上げて実践していきたい。そんなわけで、MIMIGURICULTIBASE Labが気になっている。10月こそは、何か始める。