2012-01-01から1年間の記事一覧

バックグラウンドシカーダ

週末を丸ごと外出に当てると、翌週の土曜日は外に出る気が無くなる。溜まっている家事仕事が気になるってのもあるし、やっぱり疲れが溜まっているんだろう。そういったもろもろをていねいに整えていくのはとても心地よい。 1時間かけて足の裏から頭のてっぺ…

ぬけがら/なきがら

リンネル 2012年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2012/08/20メディア: 雑誌 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見るリンネルの新刊を買う。ファッション雑誌や広告の、季節を先取りしている感じが目に入ってくる。付録のレシピ集から…

宙に浮く足が土を踏むために

とある面白そうなイベントに参加申し込みをしたのだけど、私の所属を理由に「あなたの参加は趣旨から外れているのでお断りします」といったメールが返ってきて、がっかりすると同時に腹が立っていた。それなら最初に書いといてくれよ、と納得が行かない。 で…

Grateful Days

ひさしぶりに書こうとすると、ちょっとしたリハビリのようなプロセスが必要で、たぶんその時一番言いたいことは書けない。二番目三番目を探っているうちに、段々こなれてくる。「東京生まれ、HIPHOP育ち、悪そな奴は大体友達」の歌詞がなぜか有名な曲をYTで…

広告ビジネス

はたからは些細に見えるようなことがどうしても気になって許せない。あるいは、みなが当たり前に共有している価値観や感覚を共有できない。というのもちょっと世界を平たく見過ぎていて、実際のところ集団というのは、でこぼこしている素材に対してなにかの…

霜降り

ここ数か月試みている新しい行動について、こないだ後輩に話したらどん引きされたりしたのだけど、自分でもどうしてそういうことをするのかいまいちわからなかった。理屈をあてはめようとしたけれど、どうにもはまらなくって、でも今日、月の輝く夜を歩いて…

ゴキブレストレッチ

● うちに帰ると全国津々浦々でお茶の間を騒がせている黒くて素早いやつがいた。冷蔵庫の裏に隠れられるのは正直不快だが、緩みがちな家での緊張感が増すのは悪くないかもしれない。しかしこいつが洗濯機の中に隠れているのに気づかずに回してしまうことだけ…

IRMA COCKTAIL

しばらく、泊まり込みの研修に参加していて、様々な人と出会った。人と人との関係は、それ自体が生き物みたいなもので、場の中の偶然で突然産まれる。すくすくと育つもの、時間をかけてのんびり育つものもあるけれど、初めのうちは割と手をかけてやる必要が…

不事由

職場の人たちと焼き肉を食べに行った。そのうちの1人、今の仕事ではあまり関わりのない先輩の持つ、常識と切れ味と可愛さと包容力が混ざったありようには、会うたびにウロコが落ちる。先輩は1つの的確で具体的なアドバイスをくれた。それをどう使うかは、…

金曜の東京を貫く音楽

先週は3日連続飲み会で、うち2日は帰りに傘がなくずぶ濡れ。 ぷちぷちと(狭い意味での)価値観が変わっていくのがおもろい。新しい知り合いや、昔の知り合いや、普段顔を合わせないやり取りをしている人たち、そのまた知り合いと、お酒や料理のある空間で…

タナバタバコ

家のネット環境が不安定なのもあり、なかなか更新できない。 一日ごとに雨が降り、その都度夏が近づいてくる。 蝉の声はまだ聴かないが、朝の風の涼しさよ、夜の蒸した空気よ。 7月のあじさいを見て思ったのは、「くたびれる」と「首垂れる」は似ているなあ…

雨は降っても花嫁は踊る(式日 pt.3)

大学時代の友人2人の結婚パーティーにお呼ばれした。 映像に残して何度も観返したくなるような、とても素敵な、劇的な式だった。正直、しばらく前まで、結婚式というものをやる前向きな意味がさっぱりわからなかった。しかし、最近お呼ばれした結婚式で、本…

アジャスタジャス

高いところからプールに飛び込んで、泡をまき散らしながら沈んでいる。じきに浮き上がって音が戻るまでのわずかな静かな、世界と少し切り離された時間の中。もういいかい。もうちょっと。かねてから興味を持っていた、とある体を動かすことを習い始めようか…

ファンキー!

濃紺トロ〜ル×移動する羊 合同公演「濃紺羊は旅に出る」、無事終演しました。 ご来場いただいた方、気にしていただいた方、ありがとうございました。私が芝居をやっていた頃、どこぞで男の子が好きな女の子を介抱していた。どこぞで恋人同士が結婚式を挙げて…

濃紺トロ~ル nkt.3 「空の音」

5年ぶりに、作演として芝居に関わります。本番は来週の土日です。去年の暮れにお世話になった、移動する羊との対バン公演です。※公演終了まで一番上に表示されます。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 「濃紺トロ〜ル」と…

時の今

最後のピースを嵌めこもうとして、うなっている。待つこと。 いつだって行動すること。 優先順位をつけること。 今を楽しむこと。 ぶれる私を引きもどすこと。圧縮する時間、拡散する時間。 繋がる時間、ぶち切れる時間。 共有する時間。隔たれた時間。 積み…

トランキリテ

金曜日なので思う存分夜ふかしし、公演情報の記事をえっちらおっちら書く。遅すぎた。そして職場の人にブログがばれた。ituneに入ってる小沢健二の曲がちょうど100曲で無意味にうれしくなる。昔の声と今の声が交互に流れる。

ウゴゴウゴゴ

すこし上を目指そうと背伸びをしてみる。プラス1、2を実行してみる。身体と精神がスライドして、隙間を埋めてた半透明な青いゼリーのようなものが見える。ばらばらだったものの繋がりが見えて、狙いどおりでほくほくしたと思ったら内臓がすこぶる暴れ出す…

マネキン・キネマトグラフ

芝居の方が正念場。これはしばらく続く。 おざなりになりがちな家事をていねいにしよう。こないだ「うさぎ!」で検索していたら見つけた下北沢の古書店。稽古帰りに少し寄ってみた。店内を満たす空気もそうだし、そこに集まっている人たちの雰囲気も穏やかさ…

鳥公園 小鳥公園#2「すがれる」

2012.5.25.18:30@BankART StudioNYK/NYKホール昼間は稽古でばたばたと走り周り、くたくたの体で馬車道へ。 大学時代の懐かしい人たちに再会する。白ベースの広い空間に、のたうってる階段やスクリーン、ぱらぱらと置かれた椅子が埋められている。音の伝わり…

自然の作りしもの

金環日食を肉眼で見るのは大変危険でした。その翌日は雨が降って、クールビズは一時中断。職場は、自分自身は落ち着いていながらも、今まで手をつけられなかったものがどっさり。周りがぴりぴりとしていて、それに合わせてどう振る舞うか(どう手伝えるか)…

人の作りしもの(式日 pt.2)

大学時代の友人が結婚をすることに。めでたい。 挙式を行った教会風の建物や、讃美歌含めた音楽や、聖書の言葉、結婚という制度といったもろもろの、人が作り出したもの、のみならず、長い時代を生き抜いてきたものの存在感に、ほえーとなる。形があろうとな…

おやすみ浪風

遅すぎた朝は寝過ぎて猛烈にダッシュした。 午前中、隣駅までお使いに行った帰り、だいぶ遠回りをした。和菓子みたいな水面と、昔よく走っていた風景と、学校から抜け出した若者の一群とすれ違った。 夜、話がしたいのなら、自分から近づいていけばいいのだ…

春かなこころ

職場の中もすごく暑く、たくさん汗を掻いた日。激辛カレーを食べた日。自分の気持ちをもっとコントロールできたらどんだけ楽になるだろう。まるで別の生き物のよう。わずかの間に、驚いて、浮かれて、緊張して、焦って、小走りで、語って、得意げで、うろた…

さがしもの

土日に予定を入れすぎて、アップアップになる。個々のやりたいことと、全体の体力との兼ね合いという、比べにくいものを比べ、おろそかにしがちなものにも光をあてる。留まろうとせよ移ろおうとせよ、移動についての自由度を高くするという意味で、バランス…

レモンフレーバーの町

久しぶりに実家に帰ったら、駅からの通りが柑橘系の甘い匂いに包まれていて、びっくりする。これはこの生えている緑が発しているものなのだろうか。それとも何か人工的なものがぶち撒けられたのだろうか。「がんばる」って言葉が苦手なのは、それが凄く使う…

スタックアップのプ

エンゲキの話をしに懐かしの町田へ行く。人と話をするっていうのは、やっぱり鉛を飲み込むような作業が混じってくるので、叫んで逃げ出したくなるのだけど、帰りの電車で自分が書いた、まだ落書きのような台本を見て、ゴールデンウィークに大阪旅行に行くの…

劇団やぶさか「アルフ・ライラ・ワ・ライラ 蒼き精霊の冒険譚」

2012.4.30.18:30@シルクロード舞踏館中華街の門をくぐってすぐ、雑貨屋の隙間に収まっている階段を降り、靴を脱ぐとそこは、おそらく劇場ではない、こじんまりとした空間。がらんとした中心部をぐるりと囲んで腰を下ろしたお客さんに、豪勢な衣装をまとった…

「終わらせる」ということ

2か月ほど続けてきたプロジェクトが金曜日に終わりを迎えた。このことで色々な人と関わることがあった。これでなにかを変えることができたのかなあと思う。 水曜日に職場の上の方の人が言っていたことがずっと引っかかっている。「どうせクビにはなんないだ…

フィロ

2者関係でつい向かい合ってしまう。横に並んで同じ目線でものを見たい。そしてきっと違うものを見るので、その違いについて共有して楽しみたい。そういう私の個人的な欲求。でも元が違いすぎると、横に並ぶことさえあたわない。